山本さとし オフィシャルHP  フォーク・ソングの風に吹かれて
my guitar  20170815
(ここは個人的な楽器との付き合いを書いてます。ほぼ趣味です。楽器自慢の気もないのです、笑ってスルーしてください・・・


ギターは歌と一体のもので、
うたう時の大事な相棒。それぞれに役目があり一機種一台で出会ってきた。
すべて現役。そう、自分の世界と向き合い、僕が歌で対話するのに欠かせないもの。
前にりペアマン太田昭二さん(日本人で初めてマーチンとギブソンで研修された楽器職人)の工房をお邪魔した時、
シンガーはギターは何本要るのかとなり、究極「マーチン一本あればいいんじゃないんですか」に落着いた。
でも・・・今はまだね。リペアしてくれるおじさんがいないからね。(でもそのうち、多分そうなります。)

 
 D-28とダンロップMサムピックとジャブカポ 20170211







ギターを弾くものたち四人で、バトンしてコンサートにしました。ラストに合同演奏もします。
司会も女の子に頼みました。
7/17





下のが増田さんので、笠木さんのサイドで彼の歌を支えたギターです♪
笠木さんは音圧のあるブルーグラスバリのフレーズがお気に入りだったらしい。
時に歌について行き、時に歌をあおり支えたとのこと。

一度笠木さんのポジションで増田さんに弾いてもらったけれども、
あの音圧の負けないように歌うにはかなりの気合いと体力がいると実感しました♪
7/16



"My spirit comes through when I play guitar, I have a style of playing which I can always do."6/30





マニアック編
弦といえば、強烈だったのが昔、コントラバスの腸の弦を触った時でした。
ギターの弾き初めの中坊の頃は切れたら他のペグに巻き直したり。
今は定番で落ち着いているけれど財布によって安くもなるし。
後、切れる寸前までつかうとか、弦の袋収集とか…...
何しろギターの弦にまつわる話は事切れなくて楽しいんです。20170430







ぼくの健康バロメーター

昔から休みに崩しがち、休みになると一気に緩み、ふだんメンテナンスし切れてない体調が崩れるので、今日の休みは春をめでる散歩もできない。
立ったついでに窓やベランダから春風を楽しむくらい。それでも日本にいると、四方どこかに春の花が咲いており、それを見つけては目を癒したりする。
古くて安いギターを引っ張り出してポロンポロンと鳴らしてみる。指先が目覚め裏板の振動がお腹をマッサージする。これがぼくの健康バロメーター。
弾きたくなれば治りかけ、一音下げてもうたいたくなったら、内臓が連動するので、それが回復につながる。
弾き語りできるという事は心身活性化するので、これ聴くばかりでなく実践自己音楽療法なり。(^_^;)
豆腐やお粥をちょっとずついただき、明日からの激務!?に備えよう。春のお別れはだれかとの出会いともなり、
良い笑顔の挨拶のため、体調管理と身辺整理して自己更新している。4/2




Eベースを(趣味編)
今月はベースマンになるので(唯一の趣味!!)、普段使いが2本共オシャカになったので、
なじんだ店で中古等を物色し(パッシブでつまみの少ない軽め)・・・結果、
メイン(USA/PBS)のサブになれるPB57-53黒(FJ、メイプル1Pネック)に決めました。
持つといつもより軽めなのが良く 製造後20年程経ってるので音が馴染んで当たりかと。
ミュートするので、手が笑っちゃわないよう日々練習してます。

ベース好きは高校の部活でコントラバス弾いてから。昨日後輩のコントラバス弾かせてもらい、音が重くお腹に響いてやっぱり良いなと。
歌ものEベースは大好物で、肝は安定したルート・リズムと時々のベースらしいフレーズ(特にフィルインニュアンス)が。
編成でも歌によってもバランスやアンサンブルが変わるし、小編成で要所にベースのメロ(対旋律!)が絡むと感涙。
弾き過ぎなく地味で温かい粒の音色で骨格を作る・・・あり方がSW的ですね。サークル再結成がなにより楽しみ。
・・・と帰って気づいたのは、手持ち移動用小型アンプも要るなぁ…と。色々物入りなんです。(。>д<)10/8

  



最近よく使うヤマハのエレガットNTX700BL
胴が薄く指盤がラウンドしているので、弾きやすい。
なのでカポはフォークの12弦ギター用を使用。
チューナーが付いてるので、前日張り替えたナイロン弦が伸びやすくても、
すぐ合わせられるから重宝している。
ボディはヤマハらしいピアノブラック、
ストラップピンはネックヒール横に打ち直してもらった。
生音も遠達性がありボリュームもそこそこで、部屋でも使ってます。7/23

 

主な製品仕様
本体仕上げ:グロス仕上げ
弦長:650 胴厚:80〜90 指板幅(上駒部/胴接合部):48/57
糸巻:RM1188NB-7B 黒軸 表板:スプルース単板 裏板・側板:ナトー
棹:ナトー 指板・下駒:ローズウッドピックアップ・システム:SYSTEM61
コントロール:マスター・ボリューム、3バンドEQ、PUミックス(BASS PU、TREBLE PU)
細身のネック、14フレット・ジョイント、コンパクトな薄胴ボディ
ピックアップ/プリアンプ・システムは、ナイロン弦ギターに開発されたSYSTEM61を搭載。
Bass SideとTrebleSideにそれぞれ独立したピックアップを装着し、
プリアンプ部でブレンド具合をコントロール可能。
便利なチューナー機能も搭載。





サイレントギター
指が強ばっている時、ほぐしにEギターを弾きます。これ便利で夜中朝方はサイレントギターにも、小ぶりなので膝に抱えて作曲にももってこい。
アメリカのSSWがステージ後半に1〜2曲Eギターでうたうのが格好良くて・・・(いつか自分もね)。
今日はフレット磨きと弦交換、オクターブ調整等しました。休みにボーっとするのにも良い作業です。


(ちなみにEギターはこれ1本、中学の同級生の店から買いました。)
イージーギターズ



20160304高円寺グレインライブのセッティング


 




今日はオフ!普段の自分でスタジオに・・・♪


今の生活の場面で自分が切り取った写真です。
今日から基本データに゛music social woeker ”と入れました。
(後輩のSW(CM)がぼくの仕事と活動を見ていて名づけてくれたのです。)

ミュージックソーシャルワーカーって感じかな。
今日は春先のステージに向けてリハってます。







 
 LUNA兄弟 (左No.220、右No.320)




昨日近所の高齢者自助グループきずなサロンの新年うたう会にて弾いたギターです。
小ぶりのヤマハの赤ラベルです。(ネックが順ぞりで、弓を射れるかな?)
弦はダダリオのライトを半音下げて。
(これはシングアウトの際有効で、キー合わせでローコードのCやG、D、Am、Em・・・よりもうちょっと下げたい時にカポを外します。
テンポとキー合わせを瞬時TPOでできるかにかかっていますから。)

ふだんは福祉の現場に置きギターにしていますが、昨夜は自宅に持ち帰り、弦交換とメインテナンス、
プッチボートケースの修理・・・までしました。弾くのにコツが要りますが、出てくる音はお気に入りなので、
もうしばらくぼくにつきあってもらおうと思っています。1/9


 YAMAHA FG-110


わが愛器シリーズ
唯一のエレキギター、バッカスのブライアン
喜多方の楽器屋イージーギターズで購入(店長はぼくの中学の同級生!)
弦稿を高めにし、弦も太目に。
サイレントギターとして夜中にも弾いています。
いつかエレキのアルペジオでの弾き語りをやってみたくて・・・、
レパートリー着々と増やしてま〜す。1/2







自分のギター大事に弾こうっと
おやすみなさい 夢で♪11/26

Willie Nelson and His Famous Guitar: The Tale of Trigger



近影 7/2
NICHIGEN GUITAR



7/3



ギグパッカーと(グレインにて)


みながわじゅんさん(ヒストリー)と 20150328 喜多方市蔵座敷あずまさにて


ヤフオク雑感
時々昔のカタログのギターが見たくて覗くのですが、
有名メーカーの品崩れ品?のような格安ギターがあると、
ついオークションに参加したくなります。
でもそこに、はじめてそのメーカーの楽器が欲しいような新規参入者を見つけると、
どうぞどうぞと譲っている自分もいます。

オークション慣れしてる人は、時間ぎりぎりで急にやってきてゲットしているようですが、
ぼくは初心者の夢のメーカー楽器を手に入れたくて、少しずつ財布と相談して値を上げている
人を応援したくなるのです。
結果落とせなくて、ね。履歴見ると値段途中で断念された模様が見て取れます。
あぁ、残念でしたね。でも早々には買えないものだし、格安品また出るかもですよ、と勝手に声をかけている自分がいます。
昔の歌本に掲載されていたギターや、日本のまじめな工場から生まれたギターは、
写真見ても品格を感じます。なかなか手に取るわけにはいかないけれども、見る楽しみです。
20150304



ぼくがほぼマーチン小僧になったのは、やはり軽く丈夫で音が良くて、
メーカーとして当たりはずれがなく、製造番号もしっかりしているところからでしょうか。
プロアマミュージシャンからの信頼が厚いからでもあります。
リペアマン太田さんの影響もあるでしょう。
下に製造番号表をリンクしておきました。20150228



1979年製MartinD-28と
このギターは30歳前に今はない新大久保の太田楽器に行って、
ストック3本を目をつむってうたって弾いて選んだもの。
(ネックが共鳴してくれ、倍音も出る方かな。塗装クラックも不思議とネックに入っています。)
以来、レコーディングやここぞのステージでお供してくれてます。
塗装むらやエッジ処理、ナットとサドルを牛骨に、Pガード交換など、
後年リペアの横山さんに治してもらいました。
20150215




小ぶりなギブソンL-00(2000年製)

昨年横山さんにリペアに出してからしばらくして、5弦6弦を強く弾くとビリつきが出始めた。
ぼくはベース弾きだったので、低音が好きでぶんぶん鳴ってる方がうたいやすい質。
そこでトラスロッドレンチで反りを順にしようとしたのだけど、マーチンタイプではできない型だった。
専用の六角レンチが必要だった。

今日買った店に行って聴いたら、8mm幅のものになると。
帰って道具箱を見たら元々持っていることに気づいて、
久しぶりにロッドカバーを開けてすこーしだけ順ぞりに戻してみた。
そしたらやったぁ!ビリつきが消えたのです。
6本の弦がバランスよくまとまってブレンドされてお気に入りの音になりました。
カポしてもいい感じ7。工夫してやってみるもんですね。
(心配な人はできればプロのリペアマンにやってもらう方が良いです。)
20150213


ぼくの最初のマーチンD-18(1977年製)と。
高校の頃親に借金して買いました。それ以来の付き合い。
(その借金は最初のリサイタルの時のギャラでそっくり返しました。
ご祝儀で戻してくれるかなぁと思ったのですが、それは甘かったでした。
この歳になってね、かえって親の有難みを感じています。)20150201


ギターでうたうから そんなSSWを支えるギターも大事ですね
木と語りながらのルシアーの制作過程には魅せられます 
ぼくはもう治し治しね
新しくは買わなくて今持ってるやつを大事に使おうと思います 
それで新年から始動始動始動

PS:
前に郡上八幡の増田さんに連れられてK.yairi工場見学をさせていただいたのですが、どの工程も興味深いものでした。
また、リペアをお願いしている横山さんの狭山の工房もいるだけで落ち着きます。不思議な魅力ですね。

PS2
むかーし母に、智はギター弾いて物心が付いてきた・・と言われました。下手の横好き、せめて自分の歌のコード位はしっかり押さえようと思う次第です。
<m(__)m>
0141231


 
 夏バテ予防に

 さて最近やって来たギターと言えば、捨てられる寸前の物。捨てられる直前に要る?と聞かれたので要る!と即答した。
どっかに放り込まれてずっと置いてあったものらしい。トップに張り紙!?をしていたので剥がした後のガムテープが醜く残っていた。
またマジックで何か書かれてもあった。上手くはがして消せれば、楽器自体は 壊れてないと瞬間判断だった。
 インターネットで探したらT社最廉価ガット(57cmショート)だった。弟ブランドじゃなくT社と堂々と謳う。
弦高は高い、がさすがT社ハイポジでもピッチが良い。軽いしナット幅がフォークと変わらない。
1機種1台の役目を考えてるので唯一となり嫁いで来てもらうことにした。

 夜な夜な自分ちで立ち読みして、ジャズ本のテンションコードをこれで押さえてみる。やっぱ押さえ難い。
けどピッチ良いし小ぶりガットは庶民的、・・・練習してこう。
20130720

 

ストラップ

 立って歌うことが多いので、ストラップは欠かせない。だからギターボディの大きさは、あまり影響ない。
そのストラップ、色々ある。小物を楽器屋で眺めるのは楽しく、時計のベルト交換みたいに時々買ってしまう。
肩に馴染むのはやっぱマーチンの皮物。皮が軟らかくなめしてあって疲れない。
(皮が硬いとキュッキュッと音が鳴ってしまい生の弾き語りでは支障ある。またビニールやナイロン系はツルツル滑って
ネックの位置が落ち着かない・・・あくまで個人的趣味だけど)。
マーチンでも少し前のバージョンの方が皮の厚さが微妙に今より厚くて気にいっていた。
色は茶・ベージュ・黒とあるけど上條さんに影響受けて今は黒系が多いかな。柄はプレーンやシンプルがいい。

 実はこのストラップ、ギターの弾き方で長さを微妙に変えられるようエンドピン側の穴は複数空けてある。
アルペジオだとやや短め、ストロークだと気分長めに。ちなみにもう一方の取り付けはエレキベースと同じで
ボディのネックブロック外側にやや斜めにピン打ちして、かけるとギター本体が身体の方に寄りかかるようにしている。
そうするのも、昔ネックのナット側に縛って使っていたらステージのフィナーレで手を挙げた時、結果万歳の格好になって
ギターがそのままストンと落ちてサイドを割ってしまったことがあったから。(左肩をつきだすような姿勢は僕にはちときつくて。)

 ストラップはギターケースに入れっぱなしだと湿気を吸うらしい。前に上條さんが、タバコ吸ってないのに家族から
タバコ臭いといわれて考えたら、ストラップにタバコ臭が沁み込んでたよとユーモラスに話してくれた。
それを聞いてから、いつもはまとめて部屋の隅に吊り下げている。気が向いたらその吊り下げたストラップを
束でそのままベランダで陰干ししている。人によっては表面にクリームか何かを塗ってるらしいけど、そこまではしない。
風になびくそれらは久々の外気で気持ちよさそうだ。??この風景どこか見たな!・・・小学生の頃地元熊倉の風間床屋に行ってた時、
父と同級生だった店のおばさんが顔そり用カミソリを吊り下げた皮で滑らかに研いでいた。
その手さばきを思い出した。(なるほど、ストラップの二次利用法として面白いかも。)
20130504




小5の時から40年以上使っているトーカイ製ガンマ(1971年製)
作曲用
で現役。(ペグはシャーラーに、Pガードも交換済。)
CDジャケットで中坊のぼくが持っているのがこれ。
ロッドカバーを失くしたらリペアマン太田さんがロー
ズウッドで作ってくれました。




山本さとしの
人々の想いをつなぐうた ( 「住民と自治」 12月号) 

第八回 リペアマン太田さん
                    シンガー&ソングライター  山本さとし

 ギター弾きにとって頼もしきはリペアマンの存在です。そもそも道具は治し治し使うものであり、自分の手に馴染ませながら生かすものと思っております。
僕にとってのギターは、もはや眼鏡の様に一部となり、時に鎮痛剤やビタミン剤、はては森林浴効果をもたらすものとなっています。
ただ避けられないのが消耗と破損であり、いつかは使い勝手に微妙な不具合がでてきてしまいます。
持ってわかるそのニュアンスは体調によっても変わるので、しばらくは放っておきますが、
それでもおかしいと感じたら僕はリペアマン太田さんにお任せすることにしてきました。

 中野区沼袋に太田さんのお店はありました。奥の工房には色々な治具がたくさんあり、修理中の名器が何本も吊り下げられていました。
オリジナルのウクレレもありましたね。戦後早々に日本人として初めてアメリカのマーチン社とギブソン社で研修を積まれ、
今や日本の総代理店や有名楽器店から困難修理を依頼される存在で、その道の先駆者でした。
学生の頃はよく通い、80円のピックを一枚買っては授業料にし、いつまでもねばって覗かせてもらいました。
太田さんはいつも腰が低く、丁寧語で対応してくださいました。修理中は寡黙な手さばきの鮮やかさと、楽器へ語りかけるような慈しみと、
治してあげるぞという使命感がひしひしと伝わり魅せられてきました。
そして時に興が乗れば、業界の裏話から戦争体験、そして人生における楽器や趣味の大切さを話してくださいました。
 
修理で楽器を預けるのは、子どもの診察につきそう親の心境です。
なにしろ目の前のリペアマンは、高度な木工技術を持ち、かつ音との関連性を知っているドクター的存在なのですから。
僕は自分とこの楽器との関係を話し、言葉にならない時はその場で弾き語りをしてみます。
太田さんは嬉しそうに聴きながら、僕の演奏スタイルや好み、微妙な癖を客観的に診て、調整ポイントをつけてくださいました。


 そんな私塾で学んだことの一つは、職人を急がせて良い事はないということでした。
修理にはそれ相応の時間がかかります。部分を治すにしても楽器全体のバランスと木の特性を考えなければいけないとのことです。
木工的にはどうにでも治せるし熱を加えれば曲げる事も伸ばすこともできます。
しかしそれでその楽器本来の良さを台無しにしたり、木本来の性質や力に背くことはしたくない、というご様子でした。
二つ目は、楽器を治す前にプレーヤー自身が自分の腕をもう一度客観視してみるということ。
弾き手がその楽器の特性に慣れるということも、大切な技術ではないかということでした。
そして三つ目は、どんな名器であっても必ず長所と短所があり、長所を伸ばし短所を味とするような工夫と愛情を持って弾いて欲しいということでした。

 その後、「出来あがりました」の電話を受け取れば心は一目散です。なんせ太田さんの手が入れば保証付きですから。
弾き易くなるだけでぐっと我が物となり、その満足感がもっとうたわせてくれるのです。
歌作りの道具でもあるので、音が良い分向き合う作業があっという間に過ぎていきます。
 

僕の音楽人生の中で、太田さんと知り合い治してもらった時期というのは、
長い道程で見晴らしのいい峠で一緒に一服したような、そんな温かい思い出です。
残念ながら太田さんは、数年前から天国に店を出されました。僕は通えなくなって少し困っています。
そろそろリペア行きかな?と自分のギターを眺める時、いやいやもうちょっと練習したら何とかなるぞ!と思い直すようにしてはいますが。
・・・太田さん、どうぞ安らかに。






休みの日のギターレッスン

 右手がもつれているので、もっと力まず軽やかに弾きたいと、ひがな一日3フィンガーの練習をした。
前に吉川さんに教わった、右手小指を軽く伸ばしてギタートップに触れるか触れないかで弦との距離を測るスタイルにしてしばらく経つ。
僕は右手の爪もしっかり短く切る方なので、低音の芯が欲しくて親指だけサムピックをつけることが多い。
だがこれは元々異物。親指にしっかりフィットするものが少ない。
上手くできないのはピックのせいにして練習もそこそこに、持ってるサムピックをテーブルに広げ、全部はめてみては微妙に合わないものを整形しはじめた。

 今回はそのし方に工夫をする。前に小室さんにおそわったやり方は、タバコの火を近づけて温めながらちょっとずつ曲げていくもの。
何度かしてみたけれど、結果溶けてしまい4〜5個ダメにしていた。オーソドックスに熱湯に入れて柔らかくして、瞬時自分の指に合うよう成形してみた。
これは熱いけど仕方ない。曲げ方は小室さんの教えを思い出して試行錯誤。曲げ過ぎてはまたいくつかダメにしたが、前よりましなのも少し残った。
OKの奴は裏に目印(3104)を入れて他とわかるようにした。

 それにしても3フィンガーはややせわしない。そう思ってるうちはだめなんだろうね。
前に上條さんが、口でリズムを言えるようになったら弾けるよ、と教えてくださった。流れるようなバランスの良いフィンガリングはまだ遠い。
はるか空の彼方は、もう夕焼けじゃないか。カラスは帰るのか。
イヤイヤ練習だ・・・がコーヒー煎れたり。そのうち喉も渇いてきて、そうなるとやっぱ休みだしそろそろビールでもいいしょ、と。
今日も雑念だらけ。メトロノームは人間的じゃない、なんて放ってるうちに日は暮れる。

ちなみに右手のフィンガリングフォームでお気に入りは、洪さん、小室さん、上條さん、ピート・シーガーさん達。それぞれのスタイルに味と技がある。
僕はギタリストのネック上の手さばきよりも右手のフォームに見とれる方。いいよね。

 先日人の前で字を書く時、やおら右手小指が伸びていた。やばい、なんかオカマっぽい!と勝手に自分で引いた。
字を書く時と牛乳瓶持って飲む時は特にキヲツケヨ。



弦交換

 これは本番前となるとある種儀式だけど、いつもの練習ではもったいないから切れるまで張り替えないでいた。
最近は時々交換してる。これは日頃練習してる自分へのご褒美。
 中学の頃は一本切れるとその弦一本だけ買いに4km離れた旧市内の星楽器(高校の同級生のいとこ経営)まで買いに行った。
行けない時は荒業でペグの場所を変えて切れても届く所のペグに変えた。そのたびヘッドの弦はクロスしていたがそれで成り立っていた。
弦はナットのところで良く切れた。特に3弦ペグを回すたびカッシーンと鳴るのが普通だった。
いつ切れるかは知らねども巻いていた。それで成り立っていた。

 大学の頃はハードケースのポケットにいろんなメーカーのバラ弦をいつも入れていた。
安いが一番でセット買いし、全弦交換せずに切れた弦だけ交換するから余るので。隣の友人のが切れると分けてあげた。
今思うとストローク時の入れ角度が鋭角過ぎたんだね。その頃は切れても切れても残った弦が3本でもストロークしてた。
指先が弦で切れて血がトップを染めても若さでガムシャラだった。(そばにいた後輩はかなり引いていたけれども・・・)

 プロになって気合いは違った。ステージで切れることはなくなった。
弦はワンステージで伸び切っているので翌日はそのままストロークのレッスンをしてきた。その弦でも切らずに歯切れよく鳴らせる練習だった。
ペグに巻く回数は昔はぎりぎり下まで巻いてテンションをかせいでいたけど、最近はとある本を読んでから2〜3巻きにしてる。
巻き残った弦は小さな円状に丸めておく。巻き弦は余りを切るとサスティーンが短くなる気がするから。

 そして今は、ギターと自分との関係のために張り替えている。替える時は少し緊張する。
代えるとぼやけた音が目覚め、ひっつく自分の歌も活気づくのがわかる。
弦はいざという時のためにストックしてるので、在庫が少なくなると休みに楽器屋に向かう。中学生の時みたいに少し焦りながら。(あぁ、いつか正やんに会いたいな。)

PS:
マーチンカタログで紹介されていたので、弦のエンドリングはサドルに余計な巻き弦があたるギター用に取っておき、1〜2個リングを通して使っています。
また弦の入っている紙袋はお礼袋とか集金のお金入れとかピックをあげたりする時等、日常生活で結構使っています。



前に手元にあった楽器を訪ねて

 アメリカのギブソンのことではなく、木曽鈴木製トムソンのこと。
大昔の中学時代に二光通販で買った黒ぼかしギブソンハミングバードコピーモデルがあった。
当時親に無理言って買ってもらったが弾けもしないからすぐに飽きて同級生S君に安く譲ってしまった。
近年友人の結婚式で
S君と飲んだ際、勢い買い戻させてもらう約束をした。
お金はいらないと言ってくれたがさすがに昔のこと、彼がかなり前に職場の後輩にあげてしまっていたことを思い出し、
すまなそうに電話くれて落ちとなる。


 そんなアマチュア心を満たしてくれる会津は喜多方の楽器ストア「イージーギターズ」。
オーナーは僕の中学の時の同級生。ネットで再会して旧交を温めている。
彼のHPには楽器のリペア詳細からメーカー毎の歴史まで造詣深く、世にいる楽器マニアの種本的存在になっている。

 平凡や明星の付録の歌本が懐かしい。めくってはかろうじて覚えている歌を少ないコードでつっかかりとばしながらうたった。
あの頃はそれだけで満たされた。あの頃に戻れないにしても、仕事の達成感とはまた違う楽しみとして忘れちゃいけないよね。
HP見てるとジャパニーズギターへの懐かしさと自分の中にずっとある詩心の初心を呼び起こしてくれる。


link 中学時代の友人サイトイージーギターズ
http://www.geocities.jp/visrds/toppage3.htm


suzuki brothers



今日は000−18

 10年ぶりに地域のデイケアにギター抱えてお邪魔した。
シングアウト中心にコーラスを進めるので、ギターは威圧感のないtokai 000−18(Gamma F-100 No.731222 tokai gakki co..ltd)を持参した。
(これは小学生の頃からもう40年弾いていて傷だらけ。だけど音が大きくそば鳴りして馴染みきっている。)
弾く僕の姿を見て、そこに参加する年上の女性が「大事に使っているのね…」とほほ笑んでくれた。

 グループ全体は最初はうたうのに戸惑っていたが、そのうち皆さんも僕とうたう場に慣れてきて、声も出てきて、
そのうちリクエストも飛び出して、さりげない歌の輪がひろがった。
スタッフに聞けば、このグループではこの1年、歌のプログラムはなかったとのこと。これを機にまたコーラスの時間が増えるかもしれない。
スタッフが事前にこさえた歌集をめくり、リクエスト曲は思い出もつまっているから、懐かしんだり思い出を語りあったり・・・。
そこにいて聴いているだけでも楽しい雰囲気に。
折りしもこの日はスタッフの年度異動で歓送迎会も兼ねていて選曲もされていた。
有難うを込める会ともなって、時にしんみり。(気恥ずかしさはおしゃべりにとけてたね。)

 帰りのバスを待ちながら振り返った。ディケアに参加するといつも心がゆっくりになる。落ち着くのがわかる。なんでだろう。
これってきっと、彼らのさりげないやさしさと温かさのおかげだ。
せかされないありのままで良いグループワークの魅力なんだと思った。不思議だね。




会津のグループホームにお邪魔した日に000-28(2004年製)と。






京都会館の楽屋にて出番待ちの2台(左79年製、右72年製)
どちらもメディアムゲージで左は半音下げチューニング

♪72年製はSSWやまだじんさんから譲り受けた「まちこ」
Martin D-28 (’71 SERIAL NUMBER 289781)、これはシンガー&ソングライターで唄い手の先輩やまだじんさんのメインギターだった。
ご縁があって4月に僕のところに来た。介添え役は大先輩上條恒彦さん。鳴る鳴る鳴る・・・弦高は低めだから転調の多い楽曲に向いている。
 じんさんは後輩思いで昔から何かと声をかけて下さった。仕事もなく家で悶々としていた時に、「どうしてるかなぁ、と思って」と声をかけて下さった。
仕事のない時に仕事で忙しい先輩の声かけはとても励まされた思い出がある。

 この28はカワセ楽器で小室等さんと選んだらしい。ご本人が手放されることになり、コレクター流失寸前のところで僕が手をあげて留めて貰った。
こんだけ歌の詰まっているギターも少ないかもしれない。長年のクラックやプロのリペア痕が堂々とくっついていて貫禄充分の僕のフェイバリット!
 魅力を弾きだすのに時間はかかるだろうけれど、逆に時間をかけて大切に歌い弾きしていきたい。
JINさん、大切にしますね!ありがとうございます。(山本さとし)




弾き初めギター
20代のボンビー時代にSSWならD-28をと思い込んで、中古で買ったMartinのD-2832。
これ今年の弾き初めギター。楽器に頼り支えられての歌家業だったので、思い入れがある。
一度金策で手放して2年後に買い戻した曰く付き。若気の至り傷とクラックあちこちで痛々しくもある。

ただこのギターは僕の持ってる中で何人かからは、記憶に残ると認められた?もの。
一般的に有名な定番は誰も何とも言わない。”楽器で仕事する”それも大事だしそれもわかる。
ただ手持ちの楽器へのこだわりやエピソードはうた人の旅を楽しくさせてくれるんだ。

昨年やっと信頼できるリペアマンYさんの手によってピエゾピックアップが外され、
弦周り、ブリッジ上下、指盤継ぎ、オクターブ調整、エンドピン穴埋め・・・等オーバーホールしてもらった。
おかげで低音成分が楽器全体に沁みるようになった。やぁ、うたいやすい。
これよりいい(と言われる)定番楽器があってもつい手が出てしまう。
それって初心にかえり等身大の自分にしてくれるから。これもギターの役目と思う。

I'll always be with you,always. 心はあなたとともに。20140102



D-2832


link
Martin Guitar Serial Numbers
http://www.martinguitar.com/about-martin/the-martin-story/serial-numbers.html

参照本『大人のギター・プレイ雑誌 ギター倶楽部 (YAMAHA)』〔第2号〕 P24〜P25で紹介

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